小林クリニック Guest Book

島根県の患者様のご家族より
初めまして。島根県に住むA.Yと言います。突然ですが、私の父が腎不全になり食事療法をしているのですが、素人の私にはと
ても難しく困ってます。本を買って勉強はしているのですが・・・。
 私の父はお肉が大好きで焼肉を1週間に一度のペースで食べてしまうのです。肉とか魚はあまり食べない方がいいんですよね。
 父も病院で栄養指導を受けては来るのですが、あれもダメこれもダメと言われるばかりで、食事療法をする気が無くなってしまいました。でもこのままでは透析になってしまうと思い、喧嘩をしながら今やってます。
 一番困っている事はおなかが空いてしまうと言う事です。どうしても我慢が出来ないみたいでパンとかを食べてしまうのです。何かいい方法があれば教えてもらえないでしょうか?
 父は甘いものが苦手なのでどうやってカロリーを上げたらいいかもわかりません。ご迷惑だとは思うのですがいい解決策があれば教えてください。よろしくお願いします。

小林クリニック栄養科からの返事

 参考になるかどうかわかりませんが、我々の解る範囲でお答えさせて頂きます。

 まず腎不全のポイントとして、エネルギー・蛋白質・塩分のコントロールがあげられます。これについて、一つずつ説明していきたいと思います。

1.蛋白質制限
 健常な人の半分位の量しか摂取出来ません。
 一回の食事で食べられる目安として、トンカツ1/3枚、焼き魚で1/2切位です。

2.エネルギーUP
 エネルギーは2000kcalはできるだけ摂るようにしてください。蛋白質を少なくしてエネルギーをしっかり摂れというのは矛盾しているようですが、病気のためなので仕方の無いことです。簡単にエネルギーだけをあげるのは、甘いものを食べるのが一番なのですが、お父さんは甘いものが苦手なんですよね。その場合は油ものをしっかり使ってカロリーを摂るしかありません。

※お父さんの食事だけみんなと全然違うものを出すのではなく、
出来るだけ同じようなものに一工夫加えたものを出してあげるようにしてください。

調理方法

煮魚
 一度片栗粉をつけて揚げたものを煮る揚げ煮。

焼き魚
 もちろん唐揚げやフライにする。

サラダ
 マヨネーズは卵が入っているので、蛋白質が多いため、ドレッシングを使う。春雨は蛋白質が限りなく少なく、エネルギーが多いので、様々な料理に使うことをおすすめします。

炒め物
 野菜炒めなどはお父さんの肉だけを少量にし、たっぷりの野菜を使用したものを出してあげる。
 中華料理は油を沢山使用しますし、春雨を使う頻度も多く、何かと参考になるのではないでしょうか。
 油っこいものや沢山の野菜を食べると、消化に時間がかかるため、腹持ちがよく、すぐにお腹がすくことはありません。
 甘いものが苦手でも、甘酸っぱいものなどは大丈夫でしょうか?、大丈夫なら甘酢あん掛や酢豚、酢の物、味噌炒め等に気持ち多めに砂糖を加えてみてください。
 肉や魚を単品で出すのではなく、野菜をうまく取り入れた料理にすれば、見た目にも食べた感じにもいいのではないかと思います。

その他
 ご飯やパンには、以外と蛋白質が多いため、ご飯の量も厳密には制限が必要です。ご飯が沢山食べたい場合、特殊食品というものがありまして、低蛋白ご飯や低蛋白パンというものがあります。

3.塩分の制限
 これは尿量等により摂取量に個人差はありますが、一日大体6gとなっています。gを言われてもわかりにくいですし、塩や醤油を計りながら作るのは面倒です。薄目に仕上げるようにし、漬物などの塩分の多いものは避けて下さい。
 日本人は元々塩分を摂りすぎているので、普通の人が同じ薄味のものを食べても問題ないですし、健康にいいです。現に小林クリニックの職員は患者さんと同じものをお昼に食べています。
 漬物も絶対に駄目とは言いません。2〜3日に一度くらいは少量であればいいでしょう。

 空腹を満たす方法としては2に記しました野菜の量で何とかなると思います。それでもお腹がすいてしまう場合は、飴玉を舐めるようにしてみてください。甘いものが苦手でも飴玉くらいなら大丈夫なのではないでしょうか。間食で一番すすめるのは飴玉です。蛋白質は全くありませんし、エネルギーが多いので2〜3個舐めてもらえればそれだけで100kcal位は摂れます。

 また、パンよりはおにぎりの方がどちらかというと蛋白質が少ないので、塩分の少な目のおにぎりを選んで食べるようにしてみて下さい。

 肉や魚の量を気にしないような料理として焼きめしやカレーライス、丼もの等があります。これですと肉の少なさを野菜で補い、見た目にボリュームがあるため満足出来ると思います。

 あれは駄目、これは駄目と言いますが、それは健常な人と同じ摂取量では駄目な訳であって、基本的に食べてはいけないものは無いと我々は考えております。確かに肉・魚は健常な人の半分弱くらいしか食べられません。せめて肉・魚は量を制限して頂かなければ、透析せざるをえなくなってしまいます。これらの食事療法を守れば、月に一度位は焼き肉を食べても良いと思います。しかし、食べる量の制限だけにはくれぐれも注意して下さい。

 栄養指導には本人だけが行くのではなく、料理を担当する方、家族の方などが一緒に行き、指導を受けるようにして下さい。本人一人で指導を受けた場合、全部の内容や要点を覚え切れませんし、内心とても不安なはずです。家族みんなで協力し、がんばって食事療法を続けてみて下さい。

小林クリニック 栄養科
 管理栄養士 森山 淳
Date: 2006/03/24(金)


秋田県の透析患者様より
初めまして.突然のメ−ルですみません.私は秋田県能代市の秋田社会保険病院で人工透析をやっています。17年目になります。一応.腎友会も有りますが.今いちまとまりがありません.
 今現在、地域腎友会も発足しております。いろいろ拝見させて頂きました。皆さん活発に活動しているようですね.特に料理教室は考えましたね.どのような方法で患者を集めたのでしょうか?出来れば教えて下さるようお願いいたします。また、最近になり手首の痛みもあります。主治医に聞いても首を傾げて居ります。シビレなども有ります。分かりませんでしょうか.メ−ル下さると大変有りがたいのですが。長いメ−ルで申し訳有りません。では、サヨウナラ。

小林クリニック患者会からの返事

 この度はホームページをお読みいただきありがとうございます。おたずねの料理教室につきまして申しますと、岡山市腎友会として正規に発足いたしましたのは平成8年の8月です。会費も年間600円で運営しています。平成8年度は会員270名ぐらいでしたが、9年度は330名ぐらいに増えました。そのような状況の中で、私たちの身近なもので多くの患者さんの関心のあるものは食事かなと考え料理教室を開催いたしました。私たち患者自身でできる療法でもあると思います。小林クリニックの栄養士さんに講師もお願いいたしました。
 次に、おたずねの手首の痛みの件ですが、10年以上透析をしている患者さんには比較的多くみられる「手根管症候群」ではないでしょうか。手首その他の関節にアミロイドという蛋白繊維が付着して神経を圧迫して痛みを伴う合併症だと思いますので、もう一度主治医の先生にご相談なさってください。
 インターネットを通じて多くの腎臓病患者の皆様と語り合えるときが早くくればいいですね。私たちの環境は福祉、医療ともに厳しい現状ですが、多くの仲間達と力を合わせて頑張りましょう。
Date: 2006/03/24(金)


ひろ子さん より
私は、いま九州女子短食物栄養専攻の1年生です。宿題で1日の献立表を作る参考にと思って見せてもらいました。まだ、よく献立の作り方とかが分からなかったのです。どんな食事の内容にすればいいのかとか・・・

仕事大変だと思いますが、がんばってください。私も栄養士になりたいので!
Date: 2006/03/24(金)


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