小林クリニック院長のBlog
メタボ検診
4月から悪名高いメタボ検診が始まっています。小林クリニックでも4月以降2カ所の事業所検診があり、すでにメタボリック症候群と診断された人もありました。
ところでこのメタボ検診、結果はすべて電子化してCDやフロッピーで保険者(健保組合や、国保連合会など)に送ることになっています。もう検診が始まっているのに、そのデータを電子化するソフトがまだありません。データをどうやって送ればいいのかどこに訊ねても「解りません」としか答えてくれません。ほんとに検診やる気あるの?というところでしょうか。
国保の方の検診は、去年まで基本健康診断というのがやられていました。今年からはメタボ検診に変わり、内容も心電図、貧血検査、腎機能検査などが削られました。自治体によっては今までどおりの項目ができるところもありますが、岡山市は全部削られています。要するにメタボの人だけをより分けて重点的に指導すればよいということです。メタボを減らせば医療費が減るだろうということのようです。でも、メタボを見つけだすだけの検診をやせた人は受診するでしょうか。やせた人にメタボがないので絶対に受診しないでしょう。今まで何か病気があったらいけないと基本検診を受けたついでに、各種がん検診も受けていた人は、がん検診も受けなくなる可能性があります。結局メタボは見つかったけど(こんなものはわざわざ検診を受けなくても視ただけで解るのですが)重大な病気や癌は見つからなかったということになりそうです。かえって医療費が増大する可能性も指摘されています。
自治体にはノルマが課せられています。受診率が60%以下の場合、後期高齢者医療への拠出金を1割増やすというペナルティーが課されているのです。今までの基本検診でも受診率は30%ほどでした。ノルマ達成はほとんど無理で、自治体が後期高齢者医療に負担金を上乗せしただけ国が支払うべき拠出金が減るという仕組みになっています。
メタボリック症候群の診断でもっとも重視されているのは、「腹囲」、男性85cm、女性90cmというのが基準です。世界中で、男女の基準が反対になっているのは日本だけ、世界の標準は、男性90cm、女性80cmというところが多いのです。日本の診断基準を作ったただ一人の人がそのように主張しただけで、ほとんどの研究者や医者はこんな基準はめちゃくちゃだといっています。この基準を当てはめると40歳以上の日本人男性の半分が、メタボまたはメタボ予備軍とされるそうです。
とにかく、日本中の医者が反対しようが、世界の常識とはずれていようが、医療費抑制のためには何でもやるというのが最近の厚生労働省のやり方のようです。準備が何も整っていなくても、どんな混乱が起こっても平気、メタボ検診も、後期高齢者医療も同じです。
Date: 2008/04/22(火)


映画「シッコ」
昨年公開され話題になったマイケル、ムーワ監督の映画「シッコ」,観に行きたかったのですが時間がなくとうとう行けませんでした。最近DVDが発売されたのを知り早速ネット通販で購入し、鑑賞しました。
荒廃したアメリカ医療の現実がまざまざと描かれていました。アメリカの医療は民間の医療保険会社に完全に支配されているのです。保険に加入するには厳しい検査、やせすぎでも太りすぎでも加入できません。加入できたとしてもいざ病気になると、保険会社の許可がないと治療費がでません。日本の病院でMRIを撮り脳腫瘍と診断されても、保険会社の医者が「これは病気ではない」というと保険金が下りず手術を受けることもできません。病気を治療するために、破産したり、家を失ったり、大きな借金を抱えたりする人が大勢いるそうです。治療が受けられずに治る病気も治らず死んだ人も多数いるとのことでした。ある女性は交通事故で意識を失い、救急車で病院に運ばれましたが保険会社は救急車を呼ぶ前に会社に相談しなかったからと保険金を出しませんでした。(意識を失っていたのにどうやって電話をかけろというのでしょう)保険会社からすると、病人でも病気でないと診断する医者が立派な医者です。なるべく、検査も治療も受けささない、そのことが保険会社の利益につながるのです。ここで昨年流れたニュースを思い出しました。ブッシュ大統領の報道官が辞任したニュースです。報道官は癌にかかりその治療費が報道官の給料では払えないからという理由でした。
ムーワ監督は、カナダ、イギリス、フランスなどへ出かけ、医療の実体を調べました。どこの国でも医療費はただか、ただ同然。お金の心配をせずに安心して医療が受けられるのです。さらに福祉先進国のルウエーでは医療費どころか大学教育まで無料でした。
監督はアメリカが独裁国として敵視している、社会主義国キューバにも行きました。ここでも医療は無料です。監督に同行したアメリカ人の女性は、ぜんそくの吸入薬をアメリカでは100ドルでもらっていましたが、キューバの薬局では同じ薬が5セントでした。鞄いっぱい持って帰りたいと女性は行っていました。アメリカでは、キューバでは人権がなく、宗教の自由もなく、みんな貧乏と言いふらされています。監督たちが観たキューバ人たちは皆豊かでした。
この映画を観て思いました。アメリカと他の国の違いはどこにあるのか。税金の使い道だろうと思います。社会保障や教育に税金を使う国と、軍事費に使う国の違いだろう。アメリカでは新自由主義といって、もうけるものはいくらでももうける、もうけられない人はどん底の生活というのが当たり前になっています。極度の格差社会です。他の国では豊かな人もそうでない人も助け合って暮らしていく制度が定着しているのです。取材を受けたフランス人がいいました。「もしフランスで医療に自己負担金がかかるようになったら革命がおきる。」
さて、我が日本はどうでしょうか。日本の財界や政府は、アメリカ型社会を目指しています。医療もアメリカ型を理想としています。アメリカから、保険会社がどんどん日本に入ってこれるように規制緩和を進めています。そのうち、日本の医療もアメリカ系民間医療保険会社に支配されるようになるのでしょうか。「官から民へ」というのはこのことでしょう。日本も社会保障や医療には税金をできるだけ使わない政治が行われています。軍事費(イージス艦を買ったり新型戦車を作ったり、戦闘機を買ったり)や、道路には惜しげもなく税金を投入します。「社会舗装国」という人もいるほどです。
4月から始まった「後期高齢者医療」、今まで保険料がいらなかった人からも強制的に保険料を取り、しかも医療の内容をは制限する、まさにアメリカ型医療に一歩近づいたとは考えられないでしょうか。政府と財界はこれで味を占めると若い人にもこの制度を拡大し、国民皆保険制度そのものを壊して、民間保険会社に医療を任せるという方向に突き進もうとするでしょう。
「後期高齢者医療」は廃止すべきです。
Date: 2008/04/15(火)


医療IT化

小林クリニック診察室の診察机が一変しました。今までは電子カルテのモニターとふつうのパソコンのモニターが机に並んでいましたが、先月末からモニターが3台になっています。古くなったCT装置を更新したのを期に、レントゲン写真や、CT画像などをフィルムなしでモニターでみられるようにしたのです。机の上が片づいたので花も飾ってみました。
一番左の縦長の大きなモニターが画像用、まんなかはその日にとった画像のリストが表示されます。一番右の小さいのは電子カルテのモニターです。
このシステムのいいところは、まず画像を操作して、怪しいところを拡大したり濃度を変えたりできること、撮影の失敗がありません。またフィルムがいらないのでフィルムの保管場所が不要なこと、過去のデータとの比較が瞬時に行えること(昔のフィルムを探してこないでいい)などがあげられます。
便利なことは便利なのですが、患者さんにとっての利点は何かといわれると、さて何なのでしょう。
一番得をしているのは医療機器メーカーとIT関連会社のような気がします。
ここ数年医療のIT化は急速に進んできました。電子カルテの普及がその典型です。便利になったようで、実際は診察中に医者が患者さんの顔も見ず、モニターとキーボードばかりみている様になったとの批判もあります。(小林クリニックでは診察クラークをつけているので私がキーボードを打つことは、滅多にありません。)もうけているのはやはりメーカーばかりです。
今後レセプトのオンライン請求ということが義務づけられる予定です。今まで医療保険の請求書は紙に印刷して請求していました。今小林クリニックではフロッピーで請求しています。これを今後はインターネットで直接に請求せよと言うのです。多くの費用がかかります。コンピューターが苦手な高齢の医師たちはもうついていけません。ある調査によると、オンライン請求が義務づけられたら医者をやめるという人が9%もいるということです。
IT化で便利になるようで、日本の医療は崩壊し、儲かるのはIT産業だけということになりそうです。
Date: 2008/04/07(月)


頭かくして尻かくさず
4月1日から始まった後期高齢者医療。たった1日でその名前が変わりました。あまりにもひどい内容に、高齢者や医療関係者の怒りが爆発したからでしょう。4月2日福田首相は桝添厚生労働大臣に「長寿医療制度」と名前を変えるよう指示を出したとのこと。桝添さんは「はいそうですか」と長寿医療制度と名前を変えたそうです。そのことで、与党の厚生族議員と桝添さんが、けんかを始めたとか。「厚生族議員に一言も相談なく変えるとは何事か」ということらしいです。
名前はどうでもいいのです。いや、後期高齢者という呼び方も差別用語で大問題ですが、肝心のことはその中身でしょう。中身を変えずに、呼び方だけ変えてもそれは「頭かくして尻かくさず」そのものではないですか。
首相も厚生労働大臣も厚生族議員もバカじゃないの?それともこんな政治家たちに国民の命と健康を託している私たち国民がバカなのかな?
Date: 2008/04/04(金)


読んでもらいたい日記
私の学生時代からの友人で小林クリニックでも一緒に仕事をしたことのある、泌尿器科の万波廉介先生とお兄さんの万波誠先生たち、いわゆる瀬戸内グループがやっていた修復腎移植、アメリカや世界では大変評価されているのに、日本移植学会やマスコミから避難の嵐です。厚生労働省は修復腎移植を禁止し万波先生の保険医資格を剥奪しようとしています。
ある若い女性の日記を見つけました。その方はこの日記をブログや掲示板にコピーして多くの人に読んでもらいたいと訴えています。だからここにコピペさせていただきます。透析専門医の私としては、透析に対する理解が少し違うように思いますが、それは本質的なことではありません。

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「どうか、助けて。 2008年02月21日00:45 今日は、ちょっとお堅い話です。
でも、どうしても聞いていただきたい。
私の、全てのお知り合いの方へ。

そして、もっとそこから先の方へ。


今、ここを見ているあなたへ。」

唐突ですが、私の彼は病気です。
病名は「多発性膿胞腎」といいます。
重い、遺伝性の病気です。

病気の進行は、とあるレベルまで緩やかに進むのですが、
ある地点まで進むと、そこから急激に悪くなります。

具体的な症状は、腎臓の中に、膿の詰まった袋(膿胞)が次々と出来、
それがある日つぶれ、そこから出血し、激痛が襲います。
そして、腎臓の機能が潰されてゆきます。
潰されるといずれ排尿ができなくなり、毒素が身体を巡ります。(尿毒症)
更に深刻になると、腎不全となり、死に至る病気です。


現在、彼の腎臓は片方がすでに機能しておらず、
残されたもう一つの腎臓が、残されたささやかな機能で動いている状況で、
今年、人工透析か、腎移植を受けることとなる予定です。


私たちが知り合い、付き合い出したのは、かれこれ三年前。
そこからみるみるうちに彼の体調は悪くなり、昨年2度の入院をし、
一昨年前に「シャント」という、人工透析をするための人口血管を埋める手術をしました。


人工透析とは、いわゆる「血液を機械で洗う」ものです。
一見響きは良いですが、人工透析は一度始めると一生続けることとなる作業です。
「機械で身体がよくなるんだったら、仕方ないでしょ」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかしながら、人工透析は、心臓に負担をかけ、血管を硬直させます。
しかも、この作業は一週間に3度程度行わなければならず、一回につきかかる時間は8時間程度。その間も後にも、猛烈な倦怠感・手足の激しい攣り・疲労感に襲われます。
なお、弊害として、心不全・血管破裂などの症状も起こりえるのです。

つまりこの手法は、あくまで「現状維持」のためにあるものであり、「改善」手段ではないのです。


また、日本には「ドナー」「脳死移植」というものが一般に認知が薄く、
「ドナーカード」も所持している人はほとんど居ないと言われています。
これには日本が「死後も魂は生き続けるため、身体を昇華するためという思想に基づく「火葬」の文化を持つからだ」と言われているのを以前耳にしたことがあります。



この度、にわかにテレビで腎臓移植についての話題が持ち上がりました。



皆様もお耳にされたことがありますでしょうか。
宇和島徳洲会病院の、万波医師です。
http://www.uwatoku.org/



彼は、腎臓病患者に対し、病気を持った腎臓を移植するという「病気腎移植」を推進しています。
一見、危ない手術であるように見えるかもしれませんし、
その腎臓の病気を持ってまで生きたいの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
患者に了解を得ず、コッソリと、ダメな腎臓を移植しちゃったんじゃない?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
もしかしたら、裏でお金が回っているのではないか?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ここに、断言させていただきます。





それは、まったく違います。





私と彼は、今回の宇和島での動きに対し、色々と調べてきました。
そして今回、はっきりと分かったことがありました。
ここに全てではないですが、書き記しておきます。
どうか、偏見を持たないでください。そして、本質を知ってください。


■病気の腎臓をもらってまで生きたいの?

病気腎移植では、移植する前に、病気腎の「病気」の部分を全て取り払ったのちに移植に望みます。なお、現在までにそれらが再発・発症されたという事実および報告はありません。


■患者に了解を得ず、コッソリと、ダメな腎臓を移植しちゃったんじゃない?

病気腎移植は、事前に患者サイドと承諾を交わしてから手術を行っています。


■もしかしたら、裏でお金が回っているのではないか?

腎臓は、そもそもタダです。
外国では臓器を切り売りしているとの話もありますが、それは闇売買でのお話です。
国内では違法となり、持込は禁止されています。また、三親等までの移植は合法(いとこまで)ですが、それ以上の親類・友人などの移植提供はできません。

なお、基本的に手術する病院が外国であった場合には、国内に戻った場合に他の病院に診療や継続的治療を受けることはできません。発覚した場合、患者が法的に罰せられます。外国で手術を受けた場合には、その国でのみ治療ができるのです。




これらの誤解や偏見のため、現在居るとされるドナー待ちの患者の多くは、
手術を待たず死去しているのが現状なのです。

宇和島徳洲会病院では、それらを救うべく、移植を始めたのでした。

しかしながら、それを善しとしない人たちがいるのです。

一部の病院や、日本移植学会がそれです。


彼らは昨年、万波医師が書いた論文が、アメリカで発表される予定だった際に、
日本移植学会が差し止めを要求、論文発表ができないという事態に陥れました。


それは、なぜか。

一理には、「人口透析に際する国からの補助」であると考えられています。
実際に、人工透析を開始した場合、国から病院へ、医療費の8割を支援するしくみになっています。
そのため、人工透析は、病院の大きな財源となるのです。
こんなおいしい話は、病院・薬剤会社では捨てられないですよね。



実際、万波医師の手術は、今年アメリカで高く評価され、
「画期的でこれからの医療を担う手段」として、大きく取り上げられたのだそうです。




そんな万波医師が、現在窮地に立たされています。
2月から、医師免許を剥奪されるかもしれないのです。


現在、署名活動が行われているのですが、
実際のところは患者さんとその縁故の方々による地道な活動しか得られず、
しかしながら現在、かなりの署名が集まっているのだそうです。


でも・・・。



足りない。足りないんです。
もっと署名が必要なんです。

そして、これによって万波医師が救われたら、
もっと多くの人の命が救えるんです。


遠い話に聞こえますか?
他人のことだから、関係ないですか?


たとえば、あなたの隣に居る人が、
そこに守っている誰かが、
ましてや、自分自身の身体が。

突然、病に襲われて、もうすぐ居なくなるとしたら、どうですか。

そこに治せた方法があったのに、金銭や見えない誰かの見栄や名誉を守るために張られたバリヤーによって、失われてしまった命だとしたら。

そこにある喪失感は、いずれ消えますか。



あたし・・・。




いっぱい泣いてきたんです。
こわかったんです。
彼を失うのが、こわかった。

夢見た将来がなくなるなんて、絶対に嫌で、恐ろしかったんです。
やっと見つけた添い遂げたい人が、国の都合で治療を受けられないなんて、
どこにその悔しさをぶつけたらいいのか、わからなかった。


そして、何もできない自分が悔しかった。
毎日を守ることでしか、彼に何もできないのが、言葉にできないツラさでした。



そして、こんな苦しさ、誰にも味わってほしくない。
たとえ知らない人でも。仲良くない人、ましてや嫌いな人でさえも、この気持ち。誰ひとりにも、味わってほしくなんかない。




もし。



いずれ私と彼が結婚したら、
この病気は遺伝性。
自分たちの子供にも、同じ病気が発生する可能性が高いのです。

あたしは、自分の子供にさえ、満足に治療をさせてあげられないかもしれないの?





「笑っていればいつかは良い日がやってくる」




あたし、小さい頃からそれを信じてる。
だから、何があっても、いつもあえて笑ってました。

でも、本当は、泣いても泣いても足りなかった。
誰かに助けてほしくて、でも、誰にも何も言えなかった。



ねぇ、どうしてなの?




私の母は、昨年末に他界しました。
今まで黙っていましたが、彼女の死因は、癌のせいではないんです。

夏の暑い最中に打たれた抗がん剤の副作用
そして、私を生むときに人知れず大量投与された血液製剤と輸血によるC型肝炎の、
ふたつの医療ミスで死んだんです。

そして、私も母と同じくC型肝炎に感染しています。
私もいずれインターフェロンのお世話になる身です。


癒す医療は、どこにあるんでしょう?
本当の治療は、何なんでしょう?




原因の矛先の見えないものへ、怒りや悲しみを感じるのは、苦しいものです。




皆様、どうか、お願いします。


万波医師の医師免許剥奪を撤回する署名活動に、ご協力いただけませんか。
もしくは、この日記を、コピペして、日記か、blogや掲示板等に貼り付けていただけませんか。


今回のこの件…万波医師の免許剥奪は、つまり移植への大きな道が閉ざされることになるんです。

実は…、
宇和島徳洲会病院に、今日、思い切ってメールをしましたら、
署名用の紙をダウンロードできるようにするとの回答をいただきました。
こちらを記入いただき、郵送でお送りいただけると助かりますとおっしゃっていました。

そうなんです。
署名は、直筆でないと、意味がないのだそうです…。
そのお手間になることを思うと、胸が苦しくて、苦しくて、切ないのですけれど、
どうか、どうかよろしくお願いします。


健康に生きていられるということは、奇跡なんです。



恵まれたこの体を使って、どうか、その手で、元気になれる人を、お願いします。増やして!!!!!!

署名用紙フォーマットが公開されたので、URLをお知らせします。(PCからご覧ください)
下のURLのPDFを印刷してご署名後、

798-0003
愛媛県宇和島市住吉町2-6-24
宇和島徳洲会病院患者の会 事務局 池田 宛

まで郵送いただければありがたいです。

★署名フォーマットダウンロードURL:
http://www.uwatoku.org/contents/uwajima_syomei.pdf

最後までお読みいただき、本当に本当に、ありがとうございました。

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ここまでがこの方の日記です。万波先生に尿管癌の腎臓を移植してもらった患者さんは、移植前小林クリニックで透析を受けていました。移植後10年たちましたが、癌の再発はなく、腎機能も良好で元気に仕事をしています。
小林クリニックに通院していた、日記の女性の彼氏と同じ病気の
方は、透析はまだしていませんでしたが、多数の巨大な嚢胞のため腹部大静脈が圧迫されて両足がパンパンに腫れていました。この方は、1年前奥さんの腎臓をもらって万波先生に移植手術をしてもらい、今は元気に仕事をしています。でもこの夫婦の子供さんは同じ病気です。将来子供さんが腎不全になったとき、腎臓をもらえる人はいないのです。修復腎移植が可能になればこの子供さんも移植を受けられる可能性があるのです。
小林クリニックの全職員がこの署名に協力しました。一人でも多くの、この日記を読まれた方が、この署名に協力していただけたらと思っています。
Date: 2008/03/27(木)


現代の姥捨て山には金がいる。
もう後一週間で後期高齢者医療が始まります。今まで被扶養者で保険料を払わなくてもよかった高齢者、ご主人が国保に加入していたので保険料を払わなくてよかった高齢の奥さん、65歳から74歳までの身体障害者の方全員が、年金から保険料を天引きされます。年金が少なくて天引きできない人は自分で申告して納めなければ保険証をもらえません。保険料を払うまでは病院にかかっても保険が利かないのですべて自費です。
医療の内容も制限されます。自分の主治医を決めると、診察料、指導料、検査料、処置料など包括制で一ヶ月6000円です。6000円を超えた医療をすると病院は損をするので、必要な検査もしてもらえなくなります。
死ぬときに病院に入院せずに自宅で死ぬことを約束すると主治医に報酬が入るようになっています。
今まで保険料のいらなかった人から金を取り、しかも医療の内容はなるべく金がかからない手抜き医療を医者に強制する、まさに医療費節約のための制度となっています。
昔、姥捨て山というものがあったそうです。それは無料だったそうです。今度の制度は有料の姥捨て山というべきでしょう。
元来日本はお年寄りを大事にする国でした。長生きをすると米寿だ、白寿だ、百歳万歳などとお祝いをした文化を持っていたのです。
いつから日本はこんな国になってしまったのでしょうか。さすがに誰も「美しい国」などとは言わなくなりました。「美しい国」を作ると言ってすぐに辞めた総理大臣の前の総理大臣の時、「社会保障費は毎年2200億円減らす」と決めたからです。今年も来年も2200億円減らすことが決まっています。これ以上社会保障費を削って日本の医療をどうしようというのでしょうか?
Date: 2008/03/25(火)


だんだんあきらかになる後期高齢者医療の中身
前回、来年から始まる後期高齢者医療のことについて書きました。前回は保険料のことを中心に書きましたが、今回は「主治医制」について。今は、患者さんはどこの医療機関にかかろうと自由です。近所の開業医にかかろうが、大病院にかかろうが、眼科にかかろうが整形外科にかかろうが自分の思ったところに受診できます。後期高齢者医療では「かかりつけ医制(主治医制)」にするといわれています。自分が登録したところにしかまずはかかれないのです。そこから必要があれば紹介状をもらって専門医にかかることになります。
また「死ぬときはなるべく自宅で」、「病院で死んではいけません」ということも盛り込まれそうです。
以下はある医師のブログから引用させていただきました。

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75 歳を迎えられるみなさまへ
75 歳の誕生日を 2 週間後に控えたある日、あなたに役所から一通の手紙と一枚のカードが送られてきます .....

小○純○郎様

75 歳のお誕生日おめでとうございます。

小○純○郎様は、平成 20 年○月○日から後期高齢者医療制度の対象となります。つきましては、それまでお使いになられていた健康保険証は使えなくなりますので、代わりに同封しました後期高齢者医療証をお使いください。

ご注意

・まず、かかりつけの医療機関として総合医の診療所一カ所を決めてください。
・同封してある後期高齢者医療証の裏にお決めになられた診療所名をあらかじめお書きください。
・医療が必要になったときは、その医療機関へこの後期高齢者医療証を持って受診してください。
・かかりつけの診療所名が書かれていないものは無効です。

千代田区区民生活部税務保険年金課
〒 102-8688 東京都千代田区九段南 1-2-1
電話 03-****-****

あなたは 75 歳になられる日から、それまで受けていた医療を受けることはできなくなります。

今まであなたは、「血圧はここ」、「パーキンソンはここ」、「目はここ」、「皮膚炎はここ」というように、それぞれ専門の医療機関に自由にかかることができました。

しかしこれからは、どんな病気であっても一人のかかりつけ医の医療を受けることになります。もう、あなたが自由に医療機関を選ぶことはできません。

また、あなたは残念ながら、いずれ最期のときを迎えなくてはなりません。そのときを、あなたはご自分の家で迎えなければなりません。

あなたが最期のときを過ごす場所がありますか ?
あなたの面倒を見てくれる家族はいますか ?

あなたのために、あなたの家族は会社を辞めたり自由に外出できなくなるでしょう。

今お話ししたことが、来年 4 月から現実になろうとしています。それが「後期高齢者医療制度」です。

75 歳の誕生日を 2 週間後にひかえたある日、あなたにこの制度にもとづく「医療証」が送られてきます。そしてそれまでの健康保険証は使えなくなります。

今まで国のために働いてきたあなたとあなたの家族の幸せを破壊し、あなたの命を「美しい国」に差し出せという、まさに現代の「赤紙」です。

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これは、高齢者の医療費をできるだけ削減しようという安倍政権、厚生労働省のもくろみです。高齢者が勝手に大病院へかかると検査も多いし医療費が高くなるからです。かかりつけの開業医なら検査もそんなにしませんしね。
同じような理由で「開業医は365日24時間働け」という主張もあります。大病院の夜間救急が一杯で勤務医が疲れ切っているからそれを緩和するためというのが表向きの理由ですが、本当の理由は医療費を減らすためです。365日24時間働いたら死んでしまいますよ。

Date: 2007/09/11(火)


高齢者いじめがますます強まる。
来年4月より始まる後期高齢者医療(75歳以上の方の医療)。その中身がだんだんはっきりしてきました。今まで一家族の国民保険料は上限が年間56万円。それが4月からは後期高齢者一人あたり50万円になります。75歳以上の夫婦の場合二人で100万円が上限。息子の被扶養者であった夫婦なら、息子が56万円まで払えばただだったのが、56万+50万+50万イコール156万円が上限になります。かなりの出費増です。すべて年金から天引きです。
 負担増だけではありません。保険料が払えない高齢者から保険証を取り上げることまで始めようとしています。
いまは、七十五歳以上の人の場合、国保料を滞納しても保険証は取り上げていません。しかし四月からは、滞納した人は、七十五歳以上であっても、容赦なく資格証明書を発行して保険証を取り上げます。資格証明書では、病院の窓口で、かかった医療費を全額(十割)払わなければなりません。貧困で苦しむお年寄りから、医療までも奪い取るものです。
高い保険料を払うのだからそれだけいい医療が受けられるのかというと、全く逆。「75歳以上は通常の健康保険から切り離し、
定額制、つまり”検査、治療をするほど病院が損する”システム」を導入することになりました。定額制になると必要な薬がもらえない、必要な検査も受けられないということが起こります。
まさに高い金を払ってろくな医療が受けられない、老人切り捨て政策です。このことは年金問題の陰に隠れて今回の参議院選挙では全く問題になりませんでした。小泉、安倍自公政権によって勧められてきた改革の一環です。さて今回の参議院選挙、民主党が多数を占めましたが、安倍政権の年寄りいじめを、果たして民主党は食い止めてくれるのでしょうか。




Date: 2007/08/06(月)


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